選考・活動評価について
選考委員会について
1.委員会について
1)活動目的
選考委員会は理事長の求めに応じ、申請のあった活動に対する助成について、その内容が適当であるか否かを選考し、その結果を理事長に報告します。
2)構 成
委員会は、委員5名をもって組織します。
委員は、財団法人エイズ予防財団の理事長が委嘱します。
任期は一年としますが、再選は妨げません。
(1) エイズ医療に携わる医師
(2) HIV陽性者
(3) NGO職員
(4) 行政の保健担当者
(5) 教育関係者
2.活動について
それぞれの専門性を活かしながら、申請内容の活動や団体の組織について評価を加えます。
これまでに二回、申請団体の選考のために委員会が開催されました。事前に資料をお送りし、当日にその資料をもとに各申請団体について審議を行いました。各委員から非常に活発に示唆に富む意見が出され、委員会も予定よりも大幅に延長した討議の場になりました。団体を単に評価するだけでなく支援や助言を提供していただき、委員の先生方の姿勢に事務局も大変感謝しています。
委員が選考を行うにあたり重視するポイントについては、「
申請書書きのポイント!」のところで説明を加えています。今後、申請を行う団体は、自分たちの活動の特徴や計画をまとめる際、是非参考にしてください。
モニタリング委員会について
1.委員会について
1)活動目的
モニタリング委員会は、各助成団体が実施する活動のモニタリング・評価を行います。
具体的な任務は、以下3点になります。
(1)各助成団体が実施するHIV/AIDS予防啓発活動の評価基準の策定。
(2)各助成団体が実施するHIV/AIDS予防啓発活動の現地視察と面談による調査。
(3)当支援事業の選考委員会に対する評価報告と勧言。
2)構 成
委員会は、委員6人程度をもって組織します。
委員は、財団法人エイズ予防財団の理事長が委嘱します。
委員のうち半数が、長期的にエイズの予防啓発活動に携わっている若者(15〜25歳)、残り半数が、エイズ予防財団の事務局関係者です。
2.活動について
1)評価基準の策定
各団体が企画した活動をモニタリングするために、評価指標を設定しました。
主に7つの要素を軸に評価の項目を設定しました。
@ ターゲットグループについて:ニーズに合致した活動であるか など
A 人員:活動時のスタッフの行動や対象グループへの親和性 など
B 目標:内容の妥当性や共有について
C 活動:若者の参画、活動計画との照合 など
D 影響:個人への影響、制度や枠組みへの影響、人権などへの影響
E 予算:人件費、次年度以降の見通し
F 組織:組織内の対人関係、意思決定のプロセス、他機関との関係
2)モニタリングの実際
20年度は、助成3団体の企画した活動へ各委員が参加し、主催者側、参加者側の両方へインタビューを行い、指標に添って評価を行いました。また、主催の責任者を招いて、今回の活動の振り返りについてインタビューを行いました。